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- 表具師:坂本栄の技術
本金紙彩色壁面張り
- 納骨堂仏間本金彩色壁面施工
- 金紙の制作から絵付け、上張りまでの作業をさせて頂きました。
一般的に使用さてれいる代用の金紙のとは違い本金箔で制作した本金紙は、長い年月を重ねていく事で重厚な落ち着きのある品格を出していきます。
修復工程紹介
本金蓮水極彩色修復
- 見事に修復された【本金蓮水極彩色】
- 本堂余間本金紙彩色修復施工
- 下地が損傷し金紙数カ所に破れが生じた本金紙の修復です。
壁から金紙をめくり裏打ちをし直し強度を上げ、壁面に下張りをしその上から修復した金紙を張り上げていきます。
親鸞聖人御絵伝「四幅一流」修復
大まかな作業工程です。他にもたくさんの細かい作業があります。
- 親鸞上人御絵伝「四幅一流」修復
- 掛軸の修復は描かれた素材や年数、保存状態で様々です。
状態の見極めが重要で、全てにおいて繊細な作業となります。
裂地(きれじ)選びも、お預かりしたものに近い柄や各宗派による柄など様々です。
大掛軸修復(本紙寸法3m×2.7m)
今回欠損部分はそのままでとのご依頼でしたが、欠損部分に彩色を入れることも可能です。
- 大掛軸涅槃像修復
- こちらの掛軸は六畳一間を埋め尽くすぐらいの大きです。
大きな物になりますと、少しのずれでも大きなずれとなり全体が合わなくなってきますので、慎重に作業を進めて行きます。
絵柄を合わせるのも技術を要します。
その他の修復実績
- 破損の激しい掛軸の修復
- 残っている部分を合わせ、欠損している部分は回りの色や劣化に合わせて材料を加工し、元の状態に近づけていきます。
- 屏風仕立て直し
- 本紙が引き立つように和紙、裂地、縁を選び仕上げていきます。
表面だけでなく下地も和紙を何層も重ねて張り上げ強度を上げております。